今日の激昂ー「それ平和の思想だよ」と言われた話

本日今年で何度目かの激昂を覚えた。

 

初めて一緒に仕事をする、私より年次が上の労働者から「今度面談しよう。新しい○○という仕事について、○○さんの期待することとか聞きたいし」などと言われたからだ。

 

私が仕事に期待すること?

 

「?」である

 

何を言っているのか理解できなかったので、その連絡を受けてすぐに同期に連絡した。○○さんという人間がふざけたこと言っているんだけど、○○さんって知っている?と。

 

同期は○○さんは知らないそうだが、「労働者が仕事に対して期待することを聞くこと」は最近できたものらしい。曰く、そもそもが労働者が大量に労働時間を当てることで仕事の成果としていたが、昨今の働き方改革で労働時間が大幅に削減され、成長機会も同時に減少。しかし、弊社が職場の魅力として「成長環境」をうたっている以上は何かしないといけないから、効いているんじゃないか、らしい。

 

なるほど…。

 

なるほど…。

 

さっぱり分からなかった。いや、日本語として言いたいことは理解できるのだが。私が知っている仕事とは、労働とは、顧客が求めてきたものにちゃんと応えること、それ以上でも以下でもない。と言ったら同期に「それは平和の思想だ」と言われてしまった。私は時代の最先端にいたつもりが、平和に取り残されているようだった。ショックだ。

 

さて。

 

私が仕事に何を求めるって?短時間で高額の報酬である。他に何かあるのだろうか。できることなら、労働時間だが、休みにして、さりとて有給は減らず、給料は出る、それがいい。

 

しかし、そんな回答はダメだろう。それぐらいはわかる。

 

結局また会社の外面を良くするための何かのために「私の本音を言う」体の機会で「相手が言って欲しいこと」を「私の本音」として言わねばならないのだろう。阿呆くさすぎる。

 

その面談とやらまでに少し時間がある。もう少し何か言ってやりたいものだ。

 

「もしかして、○○さんってリクル●トから転職されたんですか?」

 

このくらいは許されるだろうか。

 

なぜを問い、人間の本音と本音をぶつけて良いものを作ろうなどと言っているその実、上司が言って欲しいことを言っているだけの組織から来たのなら、納得である。

 

それならば、まぁ許してやろうか、と思った。